凱旋門賞 G1 The Prix de l'Arc de Triomphe  10月3日(日)

芝12ハロン   4歳以上   総賞金£941,873(1着£538,213)  仏ロンシャン競馬場


10月3日(日)−凱旋門賞当日

(出走馬一覧)                                 14頭

*

馬名
調教師 騎手 馬主

1
DAYLAMI S B スルール(英) L デトーリ Godolphin

2
CROCO ROUGE P バリー (仏) T ジャーネ Wafic Said

3
ALBARAN C エリックセン(ノルウェイ) J タンダリ Stall Albaran

4
TIGER HILL P シュエルゲン(独) T ヘリエ Baron G Von Ullman

5
EL CONDOR PASA Y 二ノ宮 (日) M エビナ 渡邊 隆

6
GREEK DANCE Sir M スタウト(英) K ファロン Lord Weinstock

7
LEGGERA J ダンロップ (英) T クイン Mrs. H Fock

8
BORGIA A ファーブル (仏) O ペリエ Gestut Ammerland

9
FANTASTIC LIGHT Sir M スタウト(英) J リード Maktoum Al Maktoum

10
GENGHIS KHAN A オブライエン(愛) J ムター Mrs. John Magnier

11
MONTJEU J ハモンド (仏) M キネン M Tabor

12
DARYABA A R デュプレ (仏) G モッセ HH Aga Khan

13
FLAMINGO ROAD A シュッツ (独) S スターク H Von Finck

14
CERULEAN SKY R コレ (仏) S ギヨ R C Strauss


土曜日の午後に降った雨で、皆が恐れていた通りの最悪の馬場状態となったロンシャン競馬場。 馬場の状態をはかるペネトロメーターができて27年来、最もヘビーで5.1を記録したという。 それでも内側ラチ沿いがいくらかましかもしれないという関係者の声。 
飛行機の都合でフランス入りが遅れてしまったデイラミ。 第一レースの後、シェークモハメッド殿下は自らコースを歩いて馬場状態を入念にチェックし、デイラミの出走を確定した。 しかし、その理由は、"自分もスポーツマンだから"ということだった。 デイラミにとって過酷なレースになることを予告しての発言だった。 
一方、モンジュは早めに到着し、すべてが順調にいっているとのこと。 重馬場もさほど気にしていない。 しかし、Jハモンド調教師のコメントはいつもの通り控えめだった。 そして、エルコンドルパサーをかなり意識している旨発言した。

活きよい良くゲートを出ると、エルコンドルパサーは、はじめから先頭に立ちペースをつくった。 ペースメーカーのギンギスカーンは、ほんの一瞬だけ並んだが、エルコンドルについていくことすらできなかった。 あの重馬場を早いペースで逃げるエルコンドルパサー、本当に最後までスタミナを残せるのだろうかハラハラドキドキしながら応援した。 デイラミは、もう馬群の中であきらめているかのようだった。 最終コーナーを回り、直線にはいると、皆がいっせいに仕掛けるが、どろんこレースで、ほとんどの馬が疲れ果てているようだった。  しかし、エルコンドルパサーは、全く衰えていなかった。 ぐんぐんと延びた。 2000人近い日本人観客の声援は、ますます大きくなったにちがいない。このまま、逃げ切るかのようだった。 4/5番手にいたMキネン騎乗のモンジュが、残り300メートルのところで一瞬空いたところをうまくくぐり抜けるように出てきて、エルコンドルパサーにチャレンジしてきた。 そして、Mキネンの見事な騎乗とモンジュのマイラーのような末脚はエルコンドルパサーを差してしまった。 半馬身の差だった。 

日本馬の凱旋門賞制覇の夢はかなわなかった。 しかし、負けたけれどエルコンドルはすごかった。 レースを見たヨーロッパのプロたちは、皆、エルコンドルの健闘を称えてくれているはずだ。   

(結果) 馬場:Heavy(不良)

着順

馬名

生産国

性/年齢

斤量

騎手

着差

単勝

1

Montjeu
モンジュ

牡4

8st11

M キネン

*

5-2

2

El Condor Pasa
エルコンドルパサー

牝5

9st5

M エビナ

0.5馬身

*

3

Croco Rouge
クロコルージュ

牡5

9st5

T ジャーネ

6馬身

*


10月1日 − ゴドルフィンハイライズ出走取り消し、デイラミ重馬場に大きな不安

雨が続くロンシャン競馬場の馬場状態が心配されている。 凱旋門賞当日の馬場は、ソフトを通り越してヘビーになることが予測されている。 そんな中で、血統的に重馬場向きのモンジュのハイペースな走り方が一番有利なのではないかという声が広まっている。 また、エイダンオブライエンのギンギスカーンがモンジュのペースメーカーをつとめる可能性もあるとのこと。 一方、英国的でとても控えめな表現をする、ゴドルフィンのレーシングマネージャーのサイモンクリスフォード氏は、デイラミがヘビー馬場をうまくこなせるかどうか心配している旨発表した。

エルコンドルパサーチームは、フォア賞の時は、馬は75%しか仕上がっていなかったが、今度は100%で望むことができる。 馬場も問題ないだろうとかなり強きの様子。 日本発の凱旋門賞も夢ではないかもしれない。

ハイライズ、ダークムーンダンサー、カーティアスの出走が取り消され本日の時点で18頭が残されているが、馬場状態によっては、まだ、キャンセルが出るかもしれない。

順番
出走予定馬

騎手

Coral

Hills

Ladbrokes

Tote

1
Montjeu

M キネン

13-8

6-4

6-4
6-4

2
Daylami

L デトーリ

7-4

7-4

7-4
15-8

3
El Condor Pasa

M エビナ

5

11-2

5
11-2

4
Daryaba

G モッセ

12

10

10
12

5
Croco Rouge

T ジャーネ

16

14

12
16

*
Tiger Hill

T ヘリエ

14

16

12
14

*
Greek Dance

K ファロン

14

16

14
14

*
Fantastic Light

J リード

25

25

25
25

*
Bienamado

*

33

40

33
33

*
Borgia

O ペリエ

20

33

25
16

*
Dream Well

C アスムッセン

25

33

25
25

*
Leggera

T クィン

25

28

25
25

*
Cerulean Sky

S ギロ

*

50

40

40

*
Genghis Khan

J ムター

*

*

*

*

9月26日 − デイラミ出走確定

本日アスコット競馬場で行われたクィーンエリザベスIIS(G1)でゴドルフィンのドバイミレニアムが快勝した後、デイラミの凱旋門賞出走が確定されたことが発表された。 もう一頭のゴドルフィン馬で昨年のダービー勝ち馬ハイライズも参戦するかについては、まだ未定だ。

昨朝の調教ぶりに関係者はかなり満足しているらしい。 前走の愛チャンピオンSの疲れは全く残っていないようだし、やはり、ヨーロッパ最高の1マイル半のレースを見送ることはできないということだ。

9月25日−デイラミの参戦についてはまだ未定 

エリシオ、パントレセレブ、サガミックスで凱旋門賞を過去3連勝しているOペリエ騎手がAファーブル厩舎のボージャに騎乗し4連勝をねらうことになった。 ボージャは、前走の凱旋門賞トライアルのフォア賞でKファロン騎手を鞍上にエルコンドルパサーにクビ差の2着だった。 97年には、ペリエ騎乗で独ダービーを勝ち、同年の凱旋門賞は、Kファロン騎乗でパントレセレブの3着。昨年のドバイワールドカップで腱炎を起こし、その後ドイツからフランスのファーブル厩舎に移った。

また、昨日、ラッドブルックスは、凱旋門賞の前売り馬券を一時的にストップした。

デイラミの参戦は、相変わらず確定されていない。

順番
出走予定馬

騎手

Coral

Hills

Tote

1
Montjeu

*

13-8

7-4
7-4

2
Daylami

L デトーリ

9-4

7-4
3

3
El Condor Pasa

*

4

4
5

4
Daryaba

G モッセ

10

12
12

5
Tiger Hill

*

12

14
12

*
High-Rise

*

14

14
10

*
Croco Rouge

*

16

16
16

*
Fantastic Light

*

14

25
20

*
Bienamado

*

25

20
25

*
Borgia

仏/独
O ペリエ

20

25
25

*
Dream Well

*

20

25
25

*
Dark Moondance

P エデリー

25

25
20

*
Greek Dance

K ファロン

20

25

20

*
Leggera

*

25

25

20

*
Caitano

*

*

33

33

25

9月23日 − 凱旋門賞まで残り10日、エルコンドルパサーは、英国でもかなりの人気。

7月末にアスコットで行われたキングジョージVI&クィーンエリザベスSでレース中に軽い怪我をして最下位に終わった、英愛両ダービー2着馬ダリアプール(アガカーン所有、ルカクマニ厩舎)は、凱旋門賞にあわせて仕上げることができず、クマニ調教師が、出走を断念したことにより、23日時点で凱旋門賞出走登録馬と各ブックメーカーのオッズは、下記の通りとなっている。

フランスのモンジュは相変わらず1番人気。 前走のトライヤルをゴールギリギリのところで差し切って勝ち、ハラハラさせられたが、競馬のエキスパートたちは、最後方から勝ち抜いてきた最後4ハロンのモンジュの加速力をかなり高く評価している。

デイラミは、愛チャンピオンSを9馬身で楽勝した後、順調に調教を続けいる。 昨日朝の調教で、ニューマーケットのベリーサイドにあるアルバハトリ全天候型コースを、同厩舎の重賞勝馬セントラルパークの後ろからキャンターで6ハロンついていった後、軽く追うと難なく追い越してしまったそうだ。 しかし、凱旋門賞に出走するかどうかについては、まだ、これから毎日調教状況を見て研究した末に決定するとのこと。 かなり慎重なゴドルフィンだが、第一の目的は、今年から始まったワールドシリースに勝つことで、凱旋門賞がこれに入っていないため、現在ワールドシリーズの首位にいるデイラミの次走は、JCという噂もある。 実際、モハメッド殿下は、"一つのレースに勝つことより、世界一の馬だということを誇りたい。"と言っている。  

エルコンドルパサーは、9月19日に行われた凱旋門賞トライアルのフォア賞(G2)を勝って以来、ますます好調で仏ラモレで調教をアシストしているトニークラウト師によれば、”エルコンドルはとても良いコンディションだ。 軟らかい馬場を上手にハンドルするようになったきているのには驚いている。来週の最後の追い切りは直線のコースで行う予定だ”と言っている。

9月23日現在、大手ブックメーカーのオッズ

順番
出走予定馬

騎手

Coral

Hills

Ladbrokes

Tote

1
Montjeu

*

13-8

2

2
7-4

2
Daylami

(L デトーリ)

9-4

7-4

7-4
3

3
El Condor Pasa

*

4

4

9-2
5

4
Daryaba

G モッセ

10

12

10
12

5
Tiger Hill

*

12

14

10
12

*
High-Rise

*

14

14

16
10

*
Croco Rouge

*

16

16

16
16

*
Fantastic Light

*

14

25

16
20

*
Bienamado

*

25

20

25
25

*
Borgia

*

20

25

25
25

*
Dream Well

*

20

25

20
25

*
Dark Moondance

P エデリー

25

25

20
20


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