Read Racing Papers! |
競馬に関する情報を得るのは、新聞や雑誌を丹念に読むのが一番。
英国には、競馬日刊紙「レーシングポスト」、月刊雑誌「ペースメーカー」をはじめ、様々な競馬に関連した出版物がある。
ここでは、実際、競馬新聞や、雑誌の記事を引用し、言い回しや語句の解説をしながら、競馬が読めるようにしていきたい。
★11月28日(日)に行われた第19回ジャパンカップについて、また日本の競馬について英国の競馬関係者はどのように考えているか、そしてどのように報道しているのか、興味深い記事をいくつか集めてみた。
| ヨーロッパのスーパースターは、結局スペシャルウィークの4着 |
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| 輸送がうまくいかず、総賞金200万ポンドのジャパンカップ参戦前の現地での調教が充分にできなかったことが、二つのダービーと凱旋門賞を制したモンジュにとって、レースでも決定的な要因となり、昨日東京で行われたジャパンカップでは、結局、見せどころなく、地元の名馬スペシャルウィークの4着に終わった。 優勝したスペシャルウィークは、一昨年は、エルコンドルパサーの3着で、8度目のジャパンカップ参戦のスーパースター武豊騎手に初優勝の栄冠をもたらした。 混戦状態のゴール前、2.4倍の人気のスペシャルウィークは、すばらしい瞬発力を見せて、83倍のオッズでホンコンから参戦したインディジナスを1.5馬身の差で制した。 昨年のダービー勝ち馬ハイライズは、ハナ差の3着ですばらしいレースをした。 また、1.7倍で1番人気のモンジュは、さらに4分の3馬身後ろからゴールインした。熱狂的な15万人観衆の大歓声を前にして、日本への長距離輸送で持ち前の末脚をむしばまれたモンジュは、調教師ジョンハモンド師の恐れていた通りの結果になってしまった。 |
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| 新進スター出現の地で影が薄れた。 |
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| 凱旋門賞勝ち馬が、レースの後どんなに好調に見えても、同じ年に、その偉業を再現することはほとんどない。 ジャパンカップは、モンジュにとって何もかもが不適当だった。 左回りのコース、固い馬場、時期、関係者、特にMテイバーは、この天才的な馬でも不可能なことをやり遂げさせようとしたのではないか。 言い訳ならいくらでもある。今度ばかりは、どれをとっても妥当な理由ばかりだ。しかし、単にモンジュがウィニングランを再現することができなかったという観点からレースを見た場合、1999年最優秀馬が(少なくともこのコラムでは最優秀と評価する)東京から発している重大なメッセーージを無視したことになる。 日本人が国際競争からは、ほど遠いレベルの競走馬に大金を投資していたのを我々がほほえんで見ていた時代は終わったといえば充分だろろう。 事実、日本最大のレースで日本産馬が過去2年続けて、海外の挑戦馬を撃退している。さらに、昨年フランスで、日本の人気スプリンターとマイラーが勝ったのは、まぐれではない。ロンシャン競馬場でエルコンドルパサーが先頭にたちリードを続けたあの劇的な企てもなおさらのことだ。 人騒がせと思われたくないが、何か新しい時代が始まろうとしているところなのかもしれない。 東洋では、我々のチャンピオン馬よりどれくらい遅れているのだろうか? いや、本当に遅れているのだろうか? 将来、日本馬やホンコンの馬が参戦していないチャンピオン争いに勝った"我々"のチャンピオンを、本当に世界のチャンピオンといえるのだろうか? |
・in the land of the rising starは、in
the land of the rising sun (日の昇る国)にかけている。 ・bite off more than ..can chew 手に余るような仕事をしようとする。 ・for once, たまには、 ・the lap of honour ウィニングラン ・suffice to say 〜 とだけ言っておこう ・in terms of 〜 の点から ・epic atttempt 叙事詩的な試み ・in the last two runnings 前走と前々走で ・on the verge of 〜 今にも〜する。 ・there is nothing flukey about..., still less about〜 ...についてまぐれではない、〜についてはなおさらもっとそうだ。 |
The Japan Cup is a top quality international event, and an extremely
valuable one with built-in allure. But like the Dubai and Breeder's Cups,
it cannot constitute a world championship, and because of a host of factors-notably
the travelling and seasonal variations-it is never going to produce a result
that can be interpreted too literally in terms of the contenders' respective
merits-home advantage unquestionably counts.
Nevertheless, the Japan Cup certainly represents a valid and significant
contribution, and because of its perceived success of home-based horses
in it-a major racing nation is emerging from its self-imposed isolation.
That is a welcome developement.
| スペシャルな年にふさわしい締めくくり 日本国産馬のジャパンカップ制覇は、競馬大国出現を象徴する。 |
語句解説 | |
| スペシャルウィークは、日曜日に行われたジャパンカップを快勝し、祖国のスペシャルな年をさらに完璧なものにした。欧米人は、これからは、新世紀の始まりと共に日本の競走成績をもっと尊重するようになるだろう。 ヨーロッパ競馬シーズンの終りに、地球の裏側にある固い馬場で、ヨーロッパの馬が真剣勝負に臨むのは難しいことは明らかなことだ。だから、ヨーロッパの馬が負けたからといって、馬の評価は、それまでと変わることはない。 ジャパンカップは、最高級の国際競走だ、そして、魅力的な条件付きで非常に高価なレースだ。 しかしながら、ドバイやブリーダーズカップがそうであるように、世界一を競うレースとなり得る要素はない。とりわけ主催国までの輸送、気候の差異等の要因から、参戦馬は、それぞれの実力を発揮することができないので、文字通り信頼できる結果がでることはないだろう。 主催国の馬が有利なのは絶対だ。 しかしながら、ジャパンカップが有意義で重要な貢献をしていることに間違いはない。 そして、このレースで日本の生産馬が皆の認める成功を修めているということは、日本の競馬が孤立状態から抜けだし、競馬大国が出現したということになる。大変歓迎すべきことだ。 |
・round off〜 〜を完全にする。 ・as the new century dawns 新世紀が始まろうとしている。 ・do not think any the worse 以前より悪いと思わない。 ・form 競走成績 ・self -imposes isolation 自分から孤立する。 |
レーシングポスト紙
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