’99 チェルシー・フラワー・ショー

5月25日(火)から5月28日(金)までの4日間、ロンドンでチェルシー・フラワー・ショーが開かれました。このショーは王立園芸協会 (Royal Horticultural Society) が毎年主催しているものです。1987年には24万7千人もの客を集めましたが、安全性のためと快適に見てもらうために、その後入場者は17万人に制限され、入場券は前売りに限定されています。外国からは毎年2万5千人が訪れるそうです。王立チェルシー病院の庭に張られた巨大なテントは、3.5エーカーを覆います。この世界最大のテントは王立園芸協会の持ち物で、このショーのためだけに使われます。20人がかりで19日を費やして組み立てられ、解体には10日間かかるそうです。今年は、この会場に、23の庭園が造られました。その他にも、各植物毎の愛好会のコーナー、学校など教育機関の展示コーナーもあります。また、園芸用具の展示販売、レストランや バンドの演奏などもありました。期間中、さまざまな種や植物が各ブースで売られますが、最終日の金曜日の4時半からはほとんどの植物が処分を兼ねて一斉に売り出されるということで、これを狙って出かける人もいるそうです。
チェルシー・フラワー・ショーの歴史は1913年にさかのぼります。この間、二度の世界大戦による中断があったものの、それ以外はほぼ毎年開催されています。
さて、今年はこのガーデニング界最大のイベントに、わたしの友人のトモコさんが出かけましたので、トモコさんの写真を中心にチェルシー・フラワー・ショーをご案内します。

今年のショーのハイライトの一つ、"Floating Garden"
FLOATING
ブリキの入れ物の中に植えられた植物。この入れ物ごと、文字どおり水の上に浮いているわけです。ゆらゆらと池の中を動くガーデンはとてもユニークな発想。どんな仕組みになっているのでしょうね。
野菜の展示も・・・

VEGETABLES
これも話題のピーター・ラビットの庭
PETER_RABBITビアトリックス・ポッターの世界を再現したもの。ピーター・ラビットファンにはたまりませんねえ。
あっ、こんなところにも花がいっぱい!

ROOF
目玉の一つ、"Cascade Garden"
CASCADE1CASCADE2
やっぱり水を使った庭園は人気の的です。
ガーデンニングの常識をぶち破る
TOMATOお花の隣に野菜を植えてもいいじゃないですか。狭い庭にはこんな工夫が必要かも。
気に入ったら即・・・
こんなふうにその場で買えるコーナーもたくさんあり。CACTI
ガーデニングは芸術
SCULPTURES彫刻をテーマにした庭園。
エキゾチック
南アフリカ産の植物だそうです。S_AFRICA
とってもイングリッシュ
SHEDイギリスのお庭の典型。
ロンドンのど真ん中に・・・
突然こんな庭園や背景のような林が現れてしまうんですから。ロンドンのど真ん中にいるのを忘れてしまいそう。WOODS
こんな感じ
SHOW会場全体はこんな感じ。トモコさん、どうもご苦労様でした。

なんとなくチェルシー・フラワー・ショーの雰囲気を味わっていただけましたでしょうか。
それでは、みなさん、ガーデニングに励みましょう。

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