● パブで飲み物を注文する − 失敗しない女性のための飲み物ガイド
まず、最初に。ここでは、女性が、まだよく知らない人たちとパブに飲みに
行った時に、何を注文したら、注目を浴びずにさりげなく受け取ってもらえる
か、ということについてお話します。
もちろん、何を飲むかは個人の自由で、自分がおいしいと思うものを注文す
ればいいのですが、ここでは、あくまでも、どのような飲み物が無難かという
観点からご紹介します。
パブで、よく女性が注文する飲み物の中では、ジン・トニック(英語では、
"gin and tonic"と"and"を入れますのでご注意を。)、ワイン、"Pimm's and
lemonade"が代表的なものです。
ジン・トニックやピムズ・アンド・レモネードを注文すると、"Ice and
slice?"と聞かれますので、氷と輪切りのレモンを希望する場合は、"Yes,
please."と答えましょう。
ワインの場合は、"dry (または medium) white wine, please."という具合
に注文します。(dryのほうが、絶対におしゃれです。)
これだけは、避けたほうが無難という飲み物は、まず、何であれ、パイン
ト・グラス入りの飲み物です。"A pint of ..(bitter, lager, etc.)"は男の
人の飲むものですので、どんなに喉が渇いていても、"half .."または"small
.."(両方ともハーフ・パイントを意味します。)にしておきましょう。
それから、ギネス(Guinness)も避けたほうが無難です。わたしは、こくのあ
る苦みが好きなのですが、よほど親しい人と飲みに行く時以外は、注文しませ
ん。ギネスというと、肉体労働者の飲み物というイメージが定着しているの
で、女性が一度注文すると、二度目からはもうギネスという必要はありませ
ん。バーテンダー(barman, bar staff)はしっかりあなたの飲み物を覚えてい
ます。三度目に注文すると、あなたは冗談のタネになっています。
最近ではパイントを注文する女の人もなきにしもあらず、なんでもありの様
相を呈してきた英国パブ事情ですが、このへんの飲み物なら無難ということ
で、女性の方に参考にしていただければ、幸いです。