皆既日食の正しい見方(8月13日)

8月11日には、皆既日食がありました。ロンドンでは97%程度が欠ける部分日食。わたしの会社でも、大会議室の大型スクリーンテレビではBBCの皆既日食生中継が放映され、それを見た後は、多くの人が通りに出て、実際の部分日食を目にしました。

絶対に肉眼で見ないように、という啓蒙運動がずいぶん前から繰り広げられてきましたが、わたしの友人が日食を見るために使ったのは、レントゲン写真。それも、乳ガン検診用の胸部X線写真です。たまたま、会社の机の中に、4年前に会社の健康診断で撮ったレントゲン写真があるのを発見して、いくつかに切って同僚に分けてあげたそうです。胸が小さかったおかげで、写真のほとんどがまっ黒。多くの人に日食用サングラスを作ってあげることができました。この時ばかりは、胸が小さくてよかった、とは友人の弁です。


めぐりあえたら・・・(英題: Sleepless in Bean) (7月25日)

わたしの最近の最大の願望(ってほどのことでもないか)は、モリス・ダンスを見ることです。 モリス・ダンスは "Anglo-bites"(イギリスつまみ食い)の第15回「5月の行事」に詳しく書きましたが、イギリス伝統の踊りです。伝統とつけば、食べられるものは食べてみる、食べられないものは触ってみる、と絶対になんでも試したいわたし。モリス・ダンスもイギリスにいる以上、一度は見てみたいものです。

先月、コッツウォルズ地方をドライブした時に、ブロードウェイという町に立ち寄りました。コッツウォルズでは、よく夏の間にモリスダンスが見られる、ということで、観光案内所に行ってみ ました。「このへんでモリスダンスは見られませんか?」と聞いてみると、案内所の女性は「今日、ここに来ていましたが、3時半に終わって、グロスターに向かって出発しました。」と言うではありませんか。時計を見ると、午後4時少しすぎ。なんと30分のすれ違いでした。

そして、木曜日の晩、隣村の行きつけのパブに飲みに行った夫から電話が入りました。「モ リス・ダンサーが来ているよ。」えぇー?なんでわたしが一緒に行かない時に限って?!というわけで、今回もまたニアミスでした。わたしは、モリス・ダンサーとは永遠にめぐりあえない運命なのでしょうか?

でも、必ずモリス・ダンスを見るぞ。もし念願かなって、モリス・ダンスを見ることができたら、"Anglo-bites" 特別レポート第2弾としてご報告しますね。


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